全国的に見ても台風や大雨などによる災害が比較的少ないと言われる、ここ香川県。

確かに、私が住んでいる高松市は、瀬戸内海に面した港町として栄え、普段は気候も良く穏やかなところですが、もちろん、これまで全く災害がなかったわけではありません。

今からちょうど２０年前の２００４年。複数の台風が次々に接近し、県内各地で多くの被害に見舞われました。

中でも、８月と１０月の台風では、高潮や河川の氾濫などで被害は甚大なものとなり、高松市中心部でも一帯が膝下まで、ところによっては腰の高さまで浸水してしまうほど。

冗談だと思うかもしれませんが、海水でひと続きとなった近所のアーケード街では、そこに居るはずのない魚があちらこちらで自由に泳いでいたのを覚えています。

最近、台風や豪雨、さらには地震と大規模な災害が続いていることもあり、先日、自宅の備えや地域防災に関する情報を点検したところ、期限切れのもの、情報が古いもの、意外な盲点、いろいろ反省すべきことが出てきました。

今でも台風が接近するたびに、様子を見ながらリスクを避けるべく行動することもありますが、あれから幸いにも大きな災害もなく時が経過したことで、以前と比べると、災害に対する意識が薄れ、身の回りの対策や備えも疎かになっていた気がします。

恐らく、災害とはそんな隙を狙って突然やって来るのでしょう。せめて、年に一度は考えるようにしたいものです。

みなさんはいかがでしょうか。来るべき時への対策や備えは大丈夫でしょうか。

改めて確認してみてください。大事な何かを忘れていませんか。