今では一番の趣味
突然ですが、うちは兼業農家です。いわゆる香川の五反百姓というものですね!
子どもの頃からイヤイヤながら親の手伝いをさせられた類の者です。
いつしか親も年を重ね、だんだんと私が中心となって米作りを
することになったのですが、それまでは普通に一等米として出荷できて
いたものが二等になり、一昨年は等外にまで落ちてしまいました。
収量も今までの60%にまで減ってしまったのです。
カメムシ等の害虫による被害や、稲に混ざって生えた草によって成長が阻害されて
細ったお米になってしまったことが原因で収量にも影響していたのでした。
振り返ってみると、私が今まで携わってきた米作りと比べて何ら変わったことを
していたわけではないのです。繁忙期、いわゆる田植、稲刈り、籾摺りなど、
それも機械を使って行うもので、せいぜい年間延べ10日間位でしょうか。
ただ、正直米作りをナメていました。そう、昔から言われるように米作りは
八十八手! 人の成長と同じ、手間と時間が掛かるのです。
田植前の草刈りに始まり、肥料をまき土つくりをし、そして田植後からは普段の
草取り、害虫予防のための田周りの草刈りなどの細々とした作業を、
私が見ていない気付かないところで親がやっていたからこそ、等級の高い米作り
ができていたものと思われます。
今も勿論仕事中心の生活に変わりはありませんが、一番の趣味を米作りと考え、
休日の農作業は健康つくりの為と思い、草取り、田周辺の草刈りなど行って
います。その甲斐あってか昨年は二等米になりました。まだまだ収量は
以前ほどには増えていませんが、手間を惜しまず、今まで見えていなかった
作業を大切にしていきたいと思っています。
はたして今年の出来は如何に!
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