子供と学ぶSDGs

SDGsという言葉ご存じでしょうか?
SDGsは「持続可能な開発目標」という意味の英語(Sustainable Development Goals)の略で、2015年に国連総会で決められた2030年までに達成を目指す17の国際目標のことです。

恥ずかしい話なのですが、私は最近まで内容について詳しく知りませんでした。

私がSDGsについて考えるようになったきっかけは、1年ほど前に出された娘の宿題でした。
その宿題は、1週間に家庭で何枚レジ袋をもらっているか調査するものでした。
※宿題は2020年2月に出ましたので、レジ袋有料化(2020年7月~)前です。

1週間で集まったレジ袋はなんと11枚!!
そのレジ袋の約半分はすぐにごみとして処分していました。
娘のクラスにはレジ袋を1枚ももらわずに生活しているご家庭があったようです。
我が家では食料品はエコバッグを利用しているし、買い物をしない日もあったはずなのに…

いま小学校では、身近なことからSDGsについて子供たちに知ってもらおうという教育が行われています。

ちょうどそんなときに、香川県主催の海ごみ調査に娘と参加しました。

チャーター船に乗って粟島へ

↑チャーター船に乗って三豊市粟島へ

海ごみ調査ですので、ただ単にごみを拾うというのが目的ではありません。
海岸にどのような種類のごみがどのくらい落ちているかという調査が目的です。
ICCデータカードを元にごみの種類を記録しながらごみを拾います。

ICCデータカードに記入するのだ

↑ICCデータカード

ごみといっても流木に絡まっていたり、ボロボロと崩れてしまったり拾うだけでも結構大変です。
海ごみの7~8割は、私たちの住む町(陸)から川や水路を伝って海に出ているのです。

海ごみ調査を通して、私が驚いたことを2点紹介したいと思います。

まず1点目は、
【海岸の漂着ごみにはレジ袋がほぼないこと】
レジ袋は海を漂流中に長時間紫外線にあたり劣化してもろくなり、小さな破片になります。小さくなった破片は海岸まで漂着することなく大半が海底に沈んでしまいます。海底ごみは、名前の通り海底にありますので目に見えない(気づきにくい)上に回収が困難です。
レジ袋の多くはポイ捨てされていることが多く、河川に多く見られます。海岸で見かける一部のレジ袋は、町で捨てられて間もないごみが多いのです。
最近では不織布マスクや手袋などコロナごみが河川で多くみられるようになっています。

そして2点目は、
【悪意のないごみが存在すること】
海に浮遊するマイクロプラスティック(微小なプラスティック粒子)の中で特に多いのが「人工芝」です。
人工芝ですが、スポーツ施設(ゴルフ場・野球場・テニスコートなど)や公園・商業施設・学校の校庭や体育館前など様々な場所で使用されています。
多くの人が人工芝の上を通行したり、スポーツしたりすることによって踏みちぎられ、その破片が降雨や風により河川や海に流出していると考えらます。
人工芝のように、海ごみには悪意のないもの・気づかないうちに流出させてしまっているものが存在するのです。

海ごみ調査は娘に嬉しい変化をもたらしてくれました。
・外出時に「エコバッグ持った?」と声掛けしてくれるようになったこと
・ごみの分別をきっちりしてくれるようになったこと
・読む本(環境問題や社会問題がテーマ)が変わったこと

などなど

娘の選んだ本

 

ごみには、こんなきれいなものもありますよ。

海で拾った宝物

↑娘の拾ったシーグラスとまめ管
ごみ拾いより夢中でした…

 

SDGsの達成にはあなたの力が必要です。
身近なことからSDGsについて考えませんか?
誰一人としてSDGsに無関係な人はいないのですから…

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