獣害対策「最適解」?
5年ぐらい前から運動不足及びストレスの解消を目的に裏山の開墾をやってます。
草刈りをして、耕して、家庭菜園を作ったり、観賞用の樹木や果樹を植えたりして汗を流しています。
花を愛でたり、わずかばかりではありますが収穫もあり、それなりに楽しいのですが、一つ残念なことがあります。
イノシシ、タヌキ等による「獣害」です。
モモを植えて3年目ぐらいに10個ぐらい実がなりました。
袋を被せて「もう少しで完熟だ」というころで全部食べられてしまいました。しかも、ご丁寧に幹までへし折られてしまいました。
開墾前から栗の木が植わっているのですが、モモと同様で、木をへし折られ、イガに入っている実を上手に食べられてしまいます。(どうやってイガを外すのだろう?)
スイカ、カボチャ、サツマイモ等を植えようものなら、収穫前あたりに食べられてしまいます。
あと、ミミズを狙っていろんな場所を掘りまくります。そのせいで定植した作物が掘り起こされたりします。モモやスモモの苗木もやられました。それから昔からある石積みが崩されてしまいました。(土砂崩れが心配です)
他には、マーキングか体を搔いているかわかりませんが、サクラやウメに体を擦り付けて汚します。汚すだけなら良いのですが、変な虫を樹木に連れてくるみたいで「変な虫」が大発生したりします。
本当になんとかならないものかと思います。(極太の糞も垂れ流しです)
近所の人はスチールフェンスや様々な柵を張り巡らせて対策しているようなのですが、ちょっとした隙間を見つけて入り込むようです。
裏山には柵の残骸が残っていて、地域の草刈りのときには非常に難儀しています。
そこで今年の春から「ハイテク」兵器を導入することにしました。
「電気柵」です。
家庭菜園用ですが、ソーラーバッテリー電源で動作し、100mほどの電線に24時間1万ボルトの電気が約1秒間に1回の間隔で流れる仕組みです。
設置後誤って何回か感電してしまいましたが、冬場の静電気に毛が生えたぐらいの電撃なので人体には影響ないようです。
あくまで獣たちに「死なない程度の電撃」を体験させることで「近づくとヤバイ」と学習させて獣害を防ぐ仕組みのようです。
その効果ですが、今のところ完璧にイノシシ、タヌキ等の獣害を防いでくれています。
時折夜中に「ギャッ」とか「ピー」という獣の悲鳴らしき声が聞こえてきますが、「電気柵が効いているな!」とほくそ笑んでいる次第です。
今年はスイカ、カボチャ等も収穫出来ました!
「イモ類」の収穫も見込めそうです。(サツマイモ2種+タケノコ芋+ジャガイモ)
こんなに効果があるのなら、もっと早く設置していたらよかったと思いますが、ひとつ大変になったことがあります。
それは、草刈りの回数が増大してしまったことです。
電気柵の電線は言ってみれば「むき出し」なので、「漏電」に気を付ける必要があります。「雑草」が茂ってくると「漏電」してしまって電撃効果が薄れてしまうらしいのです。
特に夏場は雑草の成長速度が半端ないので、ほぼ週1ペースで電線回りの草刈りを汗だくになりながら敢行しました。
電気柵はメタボ対策としても有効なのかもしれません。
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