さて、問題です
この数字はなんでしょう~??
ピンポーン! 正解! 「対空標示」ですね
国道11号線を徳島市内で55号線に乗り換え、そのまま南下して阿南市に入る辺りでしょうか、ふいにこの数字は現れます。
初めて気が付いた時、「速度・・・ではないよなぁ?進行方向に対して横向きやし」と思ったのを覚えています。
県南に進むにつれ、だいたい1km置きにカウントアップするこの数字、たまたま手に取った雑誌からその正体を知ることができました。
「対空標示」とは、地震発生時に上空からヘリコプターで被災状況を迅速かつ的確に把握することを目的に、車道路面に書かれた数字だそうです。
これがあれば周囲に目標物がない場合でも、600m上空から被災地点の正確な場所を素早く把握することができるのです。
たとえば知らない場所で事故をして警察に位置をうまく伝えられない場合も、対空標示の番号を言えば場所を特定してもらうこともできるんですよ。
日々の道路パトロールにも活用されている便利な対空標示、でもその主たる役割を知ったとき、とても不安な気持ちになりました。
私の育った徳島の古い家の柱には、昭和35年に起こったチリ地震による津波の跡が残っていました。
その跡は屋内で1mぐらいの高さにあったので、家から出れば子供の身長ではとうてい足のつかない高さだと容易に想像できます。
小さい頃に見ていたこの津波の跡をはっきりと思い出したのは、7年前に起こった東日本大震災のときで、その災害の様子と柱の跡が合わさって言葉では言い表せないほどの恐怖を受けました。
そして、この数十年のうちに起こると危惧されている南海トラフ巨大地震・・・
地震の原因である岩盤の歪みを取る機械があればいいのにと、本気で思います。
災害に備えて最低ラインで個人で準備しておくことは、食べ物や水の備蓄、すぐに避難できるように避難用持ち出し袋の用意、自分の住んでいる地域がどんな地形か、そして最寄の避難場所がどこかのチェックでしょうか。
「備え」って、なかなか自分の身近で危機迫ることがないとできないものですよね。
でも、本当に大切なものを守るためにも、もっと積極的に準備をしておかないと!
そして、どうか どうか できるだけ絶対、恐ろしい地震が起こりませんように・・・
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