プログラマというかエンジニアにとっての心構え
プログラマの三大美徳(怠惰、短気、傲慢)をご存じだろうか。
有名な言葉なので、同業者ではたぶん知らない人はいないのではないだろうかと思うほどのものだ。
例えば、怠惰。
これは、けっして言葉通りの態度や姿勢を指しているわけではなく、「全体の労力を減らすために手間を惜しまない気質」のことを表している。
同じように「短気」、「傲慢」と続くのだが、どれも技術的な面で持つべきプログラマの気質を表わしている。
どれも本質は、言葉通りの意味ではないので、注意が必要だ。
もう一つ、上の美徳と違い素直な言葉に「HRT(ハート)」がある。
これは「謙虚 (Humility)」「尊敬 (Respect)」「信頼 (Trust)」の頭文字をとったもので、書籍「Team Geek ギークたちはいかにしてチームを作るのか」に出てくる最重要ワードだ。
ちなみにこの本、HRTを中心に、エンジニアが他人とどう付き合えばよいかについてのノウハウが書いてある。
チームに所属するエンジニアだけでなく、それを率いるリーダやマネージャにも有用な事が書かれているので、興味があるなら読んでおくことをお勧めする。
さて、この本の冒頭にある一文を引用しよう。
とても当たり前のことだが、とても大切な言葉だ。
あらゆる人間関係の衝突は、HRT(謙虚・尊敬・信頼)の欠如によるものだ。
チームで人間関係で揉めた経験があるならば、一度振り返ってみよう。
自身にHRTが欠けていなかったかを。
エンジニアとして仕事をする以上、3大美徳とHRTは欠かすことは出来ない要素だろう。
どれを欠いても、バランスが悪くなる。
常日頃からバランスよくこれらを意識して保つことが、長くそして楽しくエンジニアとしてやっていく秘訣なのかもしれない。
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