失敗は成功の元?
よく「失敗は成功の元」とか、「人は失敗をして成功する」とか言いますよね?
今まで数々の失敗をしてきましたが、成長しているのかと問われると「?」なんですが・・・
その失敗談の中で何十年も経った今でも思い出す、恥ずかしい経験があります。
それは、私が若い頃に初めて新幹線に乗ったときのことです。
私と同期の2人で広島へ研修に行くことになり、私は人生初の新幹線に
乗ることになりました。
同期は広島出身で新幹線にも乗り慣れている様子で、私はただ同期に付いて行くという
感覚で、初めてということもあってかなり浮かれ気味。
何事もなく研修を終え広島市内のホテルで一泊し、翌日帰宅というスケジュールでしたが
翌日が土曜日だったため、突然同期が「実家が近いから実家に帰る」と言い出したから、
さぁ大変!!
一人で帰らないといけないのに、どうやってここまで来たのか全く記憶にありません・・・
翌日、広島駅まで送ってもらって駅構内へ入りましたが、私は右も左も分からない状態。
駅員さんに聞くと、「ここは在来線だから、新幹線乗り場は上だよ」と言われ・・・
在来線と新幹線乗り場が一階と二階に分かれていることにそこでようやく気付いた私。
急いで二階に上がり、乗り場をしばらく探しても全く分からず、再び駅員さんに
聞くことにしました。
私:「高松行きは何番ですか?」
駅員さん:「えっ?」
私:「えっ?」
駅員さん:「・・・。あっ!向かいのホームの○○番ですよ。」
変な沈黙の後、何かに気付いたのかホームまでの道のりを親切丁寧に教えていただき、
駅員さんにお礼を言って、教えてもらったホームの新幹線に乗り込みました。
前面にある電光掲示板の流れる文字を何気なく見ていると、
それは停車する駅名のようで・・・
はっ!!!
そこで、やっと私は「四国に新幹線は走ってない!」ということに気付いたのです。
あの駅員さんの顔は一生忘れられません。
二回目の新幹線乗車の際はかなり入念に調べてから乗り、無事に目的地まで
辿りつくことができました。
この失敗のお陰で、初めてのときは「事前調査」をすることを覚えました。
現在では、四国にも新幹線構想があがっているようですね。
もしかしたら「高松行きは何番ですか?」という質問ができる日が来る・・・
かもしれないですね。
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