USBの接続不良のチェックポイント

近年、スマート◯◯といった機器をはじめ、様々なIoT機器が相互に接続・連携されて便利になったり、大きな価値を生み出して来ています。

最新の機器では連携にはBluetooth等の無線接続を使う事も多いですが、用途によっては有線で接続するものも、まだまだ多く有ります。

身近でよく使う有線接続方法は、スマホの充電にも使うUSB接続ではないでしょうか?
私もスマホで充電の他に、パソコンとのファイルのやりとりや車のディスプレイオーディオ(ナビ・音楽)にUSB接続を使っています。

しかし、使い始めた当初、問題無く接続できていましたが、いつの頃からか接続できなかったり、接続と切断を繰り返したりしはじめて非常に困りました。
また、ディスプレイオーディオだけではなく、パソコンとの接続も不安定になりました。

原因は、USBケーブル自体の不良とスマホのUSB接続端子の不良という複合要因でしたので、ケーブルの交換とスマホの交換(保証期間内のため無償)を行う事になりました。

ケーブルに関して調べてみると、USB Type-Cのケーブルのチェックポイントとして、主に「断線」「充電速度」「信頼性」「コネクタ」があり、それぞれの対処法は以下のようです。

【断線】
断線に強いケーブルを購入する。

【充電速度】
USB Power Deivery(USB PD)」や「Quick Charge(QC)」の高速充電規格に対応しているケーブルを購入する。
※機器側の対応も必要

「信頼性」
USB-IF正規認証を受けた商品を購入する。
以下のような文言がパッケージに記載されている。
「正規認証品」
「Certified SuperSpeed USB」
「Certified SuperSpeed + USB」

【コネクタ】
USB Type-Cの着脱耐久回数は約10000回だが、実際の強度としては十分ではないため、充電しながら機器を使用したり、モバイルバッテリーで持ち運びながら充電しない事や着脱しないワイヤレス充電器を使用する。
コネクタ内のゴミを掃除する。

また、基本的にはUSBケーブルは消耗品と考え、古い物は劣化の可能性が高まるので、購入から時間が経過したら買い替えも検討した方が良いかも知れません。

実は今回、ディスプレイオーディオやスマホのソフトウェア面(設定やOSのアップデート)を一番に疑っていたため、解決までに時間がかかってしまいました。
「接続できない」「接続が不安定」といった場合、ケーブルを含め、まずはハードウェア面を疑ってみてはいかがでしょうか?
(特に正常に使えていたものが、使えなくなった場合)

 

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